9条世界会議ヒロシマ宣言
9条世界会議ヒロシマ宣言
ひろしまで被爆した詩人は痛切な叫びを書き記しました。
「ちちをかえせ ははおかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ
わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ」
この言葉に耳を澄ませすとき、かって日本がその生命を奪った、アジア・太平洋の2000万を超える人々の無念の叫びが重なって聴こえてきます。
国家がどれほど凶悪なことが出来るか、20世紀の歴史が証明するのを私たちは見てきました。
もう二度とこのような惨劇を繰り返したくない。人を殺したくない。殺されたくない。
第九条で、紛争を解決するために決して武力を使わないと決め、戦争をしない国を目指したのです。
人は暴力に頼らす紛争を解決する力を持っている。それは叡智を信じ、志高くかかげた理想であり、世界に向けた決意でした。
今、世界には紛争が絶えません。武力による解決がどんなことになるか、アフガンでイラクで私たちは見続けてきました。
九条の心を世界に人ノマに伝えたい。私たちが受け継いできた九条の志を確かなものとして次の世代の人ノマに届けたい。
九条は戦争のない世界を創るための道しるべなのです。
2008年5月5日
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